CentOS4.4のAmatsuをCentOS5にアップグレードする。
1.ディスクイメージの取得 4.4から5へのアップグレードは
オンラインでもできるがインストーラーを使う方がオススメなので、先ずはインストール媒体のイメージファイルを取得する。
FTPで入手できるCDイメージだと実に6枚。一方DVDイメージだと1枚で済むが、FTPだとかなり時間が掛かる。なので、
BitTorrentを使い、DVDイメージを入手する。BitTorrentはP2Pのファイル共有システムで、FTPとは逆に「ダウンロードする人が多いほど転送速度が上がる」。たくさんのノードでデータを共有するからか。
入手自体はCasper(Vine3.2)で行う。最新のBitTorrentのRPMはパッケージ依存性が解決できず、ちょっと古い4.0.0-1をインストール。ISOイメージは理研から。ルータの6881/TCPを開放し、
# btdownloadcurses.py --max_upload_rate 350 --url http://ftp.riken.go.jp/Linux/caos/centos/5/isos/i386/CentOS-5.0-i386-bin-DVD.torrent これでDVDイメージがダウンロードできる。FTPだと400kbps程度なのに対し、BitTorrentだと
10Mbpsオーバー。これは凄い。
2.DVDへの焼き付け、DVD-ROM起動 焼き付け自体は一般的なライティングソフトでOK(Windowsでも可)。あとはAmatsuでDVD-ROMブートすればよい……ハズなのだが、どうも上手く起動してくれない。埒があかないので、別途
ブートイメージを入手、これをCD-RWに焼き、Amatsuを起動。DVDイメージはCasperにマウントさせ、AmatsuからFTP経由で見に行かせてみると……上手く行った。
3.アップグレード FTPで読みに行かせれば、あとはインストーラが新規インストールかアップグレードかを聞いてきて、アップグレードを選択して終了。作業はお任せである。
これでCentOS5になった。