CentOS5へのアップグレード
Category : サーバ管理日記
Published by M-naka on 2007/4/21
待望の……。
 CentOS4.4のAmatsuをCentOS5にアップグレードする。

1.ディスクイメージの取得
 4.4から5へのアップグレードはオンラインでもできるがインストーラーを使う方がオススメなので、先ずはインストール媒体のイメージファイルを取得する。
 FTPで入手できるCDイメージだと実に6枚。一方DVDイメージだと1枚で済むが、FTPだとかなり時間が掛かる。なので、BitTorrentを使い、DVDイメージを入手する。BitTorrentはP2Pのファイル共有システムで、FTPとは逆に「ダウンロードする人が多いほど転送速度が上がる」。たくさんのノードでデータを共有するからか。
 入手自体はCasper(Vine3.2)で行う。最新のBitTorrentのRPMはパッケージ依存性が解決できず、ちょっと古い4.0.0-1をインストール。ISOイメージは理研から。ルータの6881/TCPを開放し、

# btdownloadcurses.py --max_upload_rate 350 --url http://ftp.riken.go.jp/Linux/caos/centos/5/isos/i386/CentOS-5.0-i386-bin-DVD.torrent

これでDVDイメージがダウンロードできる。FTPだと400kbps程度なのに対し、BitTorrentだと10Mbpsオーバー。これは凄い。


2.DVDへの焼き付け、DVD-ROM起動
 焼き付け自体は一般的なライティングソフトでOK(Windowsでも可)。あとはAmatsuでDVD-ROMブートすればよい……ハズなのだが、どうも上手く起動してくれない。埒があかないので、別途ブートイメージを入手、これをCD-RWに焼き、Amatsuを起動。DVDイメージはCasperにマウントさせ、AmatsuからFTP経由で見に行かせてみると……上手く行った。


3.アップグレード
 FTPで読みに行かせれば、あとはインストーラが新規インストールかアップグレードかを聞いてきて、アップグレードを選択して終了。作業はお任せである。


 これでCentOS5になった。