【ちょっと長文】連休前後の動き
Category : サーバ管理日記
Published by M-naka on 2004/5/8
りなざうとPPTP-VPN+TVキャプチャ。
 連休を利用して祖父母宅(長野)と実家(栃木)に行ってきたー。

 新宿から長野まで高速バス、その2日後に自家用車で実家へ、というコース。ぶっちゃけ、りなざう大活躍。

 高速バスは狭く、B5ノートPCでもキツイ。実際りなざうだけ手元に置き、Balthasar(ノートPC)はザックに詰めてバスのトランクに入れておいた。連休のため高速道路が混み、2時間ほど余計に掛かったのだが、ちょくちょくりなざうを使ってメールやニュースや混雑状況をチェックしていたので退屈はしなかった。山の中やトンネル内を除けばAirH"はほぼ繋がる。ついでにCasperにログインしてテレビ番組の録画予約調整もしておいた。実家に行くときもほぼ同じ感じ。

 連休前に母にとある番組の録画を頼まれていてデータを持って行ったはいいが実家のPCにデータを置いてくるのを忘れた。試験的にPPTP-VPN経由のファイル共有(Samba)で当方の自宅から実家のMurasameにデータを送り込み、問題解決。ホントはハードディスクの乏しいMurasameではなく実家のPCに直接送り込みたいのだが、現時点では上手くいってない。

 実家のPC、WindowsMeでインターネット接続の共有(ICS)っていう機能を使っているのだが、どうもプリンタと共有フォルダが見えないのはコイツのせいな気がする。ICSは簡易ソフトウェアルータとして機能するモジュールなのだが、プリンタと共有フォルダがどうもICSの「向こう」にあるためにVPN経由でも見えてないような。ICSを切って試してみよう。

 それと、実家のPCにVNC(Virtual Network Computing)サーバをインストールしてあったのが実用に至った。実家のPCをこっちから制御できる。母親と電話で会話しながらVNC越しにデスクトップ画面を操作してみたが、さぞ不思議(不気味?)に思えたことだろう。一種のクラッキングのようなものだし。

 そんなわけでCasperで録画→PPTP-VPNでファイル送信→実家で視聴、というシステムが一応確立できた。VPN経由で実家にしか送っていないし、そもそも家族間利用なので著作権法上は問題ないことを付け加えておく。つーか実家、VHSデッキが故障中でビデオも録画できんので、便利になった反面「使われ」そうな気がする……。

 大学院生時代から「ブロードバンドとLinuxキャプチャサーバを組み合わせたTV視聴システム」の構想は練っていたが、これが実現した。スループット1Mbps程度が確保できれば視聴場所は問わない。地球の裏側だって月面だってOKである。ゆくゆくは実家にFTTHを引いた上でデータセンター化して運用してみたい。仕事でどこに赴任しようとも、ADSLやFTTHを引くことで関東ローカルの番組を見ることができる。