Apache+mod_sslのインストール
Category : サーバ管理日記
Published by
M-naka on 2004/3/15
ApacheってRPMインストールだとスゲェ楽。
話が前後するが、MurasameにはApache+mod_sslをインストール済みである。
Plamo LinuxはRPMやAPTのようなパッケージ管理システムがないので、ソフトウェアは原則としてソースからインストールしなければならない。Apacheもご多分に漏れず。あとに何があるか判らないので、httpsも使えるようにmod_sslも一緒にインストール。
ソースアーカイブは以下の通り。
・apache_1.3.29.tar.gz
・mod_ssl-2.8.16-1.3.29.tar.gz
・openssl-0.9.7c.tar.gz
まずはOpenSSLのインストール。ソースアーカイブを展開し、
#./config -fPIC
#make
#make install
でインストール。-fPICオプションはモジュールを使えるApacheにするために必要らしい。次はmod_sslのコンフィグ。Apacheとmod_sslのソースアーカイブを展開し、mod_sslのコンフィグを行う。
#./configure --with-apache=../apache_1.3.29 --with-ssl=../openssl-0.9.7c --prefix=/usr/local/apache --enable-shared=ssl --enable-module=so
#make
必要なのはmakeまで。mod_sslはApacheのビルド時に一緒にビルドされる。
次にApacheのソースディレクトリに移動し、
#make
#make certificate TYPE=custom
#make install
でインストール。「make certificate TYPE=custom」はSSL証明書を自作するためのオプション。e-commerceとかをするときはVeriSignなどのCA(Certificate Authorization)に有償(結構高額)でSSL証明書を発行してもらわないといけない。MurasameではSSL暗号化ができれば十分なので証明書を自作している。自作証明書でも暗号化自体は可能だからだ。
インストール後、httpd.confを適宜設定し、/etc/rc.d/rc.localに以下の起動設定を追記。
/usr/local/apache/bin/apachectl startssl
これでMurasameの起動時にSSLモードでApacheが起動する。