PPTP-VPNトンネル開通
Category : サーバ管理日記
Published by M-naka on 2004/3/15
IPSec要らないかも……。
 休みを取って帰省してきた。

 前々から仕込んでおいたMurasame(PC98-Linuxサーバ)を持ち帰り、実家に設置。実家はADSLを引いてあり、下り実効1.2Mbps程度は出る(田舎なので遅い)。ルータにポートマッピング設定を掛け、WANからのアクセスのうち、TCP80(http)、TCP443(https)、TCP22(SSH)、TCP1723(PPTP-Control)、GRE(PPTP-Traffic)がMurasameにフォワードされるようにした。

 とりあえずWANからSSHで入れる時点で実家以外からサーバの管理が可能になる。事実、Sambaのインストールはしたが設定はせずにUターンしてきた。早速PPTPとSSHでアクセス。あっさりログイン成功。

 で、Sambaの設定。ソースをビルドしてインストールしたので、バイナリやコンフィグファイルは全て/usr/local/samba以下にある。設定(smb.conf)自体はOmoikaneやCasperと概ね共通。PPTP越しにSambaを使う設定は以下の通り。

・双方のLANのセグメントからアクセス可能にする
・ワークグループ名を統一する
・PPTPクライアントマシンのユーザーがMurasameのユーザーとして存在する
・上記ユーザーがSambaユーザーとして登録済で、Sambaの共有ディレクトリへの読み書き権限を持つ

 ここまで設定してMurasameのSambaデーモンを起動。自宅のWindows2000マシンからPPTPでアクセスし、マイネットワークを覗いてみると、見事にMurasameがネットワーク内に見える。共有ディレクトリへの読み書きもできた。

 ちなみにMurasameは

 http://www.mythril.mydns.jp/

でアクセス可能。今のところはデフォルトのテストファイルしかないが……。