CentOS5アップグレードに伴う設定修正
Category : サーバ管理日記
Published by M-naka on 2007/4/21
大変だが、遣り甲斐がある。
 いくつか、ある。

1.OpenVPNが起動しない
 libsslのバージョンが上がっているのが原因。TAR.GZ形式のOpenVPNのソースパッケージをダウンロードし、CentOS5上でRPMパッケージ自体を作り直し、それを-UvhでインストールすればOK。設定ファイルはそのまま残っているので設定をやり直す必要はない。mrtgがtun0がないとエラーを吐く問題の原因もこれで、OpenVPNが起動するとtun0がアクティブになるので解決する。

2.ivtvモジュールが読み込まれない
 カーネルが変わったのでこれは必然。CentOS5のカーネルは2.6.18ベースなので、対応するivtv-0.8.x系列をダウンロードし、ビルドしてインストール。ビルドにはカーネルソース(kernel-devel)パッケージがインストールされている必要がある。ファームウェアはそのまま使えてるっぽい。

3.SquirrelMailにログインすると右フレームが正しく表示されない
 これは、File Managerプラグインのせい(外すと一応表示されるようになる)。PHPが4でなく5になったことが原因らしく、対処法はこれ。エラーログに記載のある「$this」を「$value」に変更すると、正しく表示されるようになった。

4.Apacheが起動しない
 CentOS4.4で使っていたhttpd.confを流用すると、起動時に「モジュールがない」エラーで起動しない。これはCentOS4.4がApache2.0系でCentOS5がApache2.2系であり、Apache2.0系とApache2.2系ではモジュール体系が異なることが原因。流用したhttpd.conf内のLoadModule記述を全てコメントアウト(削除でもよい)し、自動的にインストールされたhttp.conf.rpmnewから、LoadModule記述をコピペ。これでApacheが起動する。