Casper稼動終了
Category : サーバ管理日記
Published by M-naka on 2008/10/5
 Excalibur.mythril.ne.jp(Express5800/110Ge)を設定し始めて以降、空気を読んだようにCasper(Web/VPN/外向きSSHのメインサーバ)の調子が悪くなった。

 Casperのリプレース目的でExcaliburを導入したのはその通りなのだが、タイミングが良すぎるな……。録画用HDDのマウントをすると自動で延々再起動が掛かるとか、ブート時に必ずディスクチェックが入るとか、前触れなく勝手に再起動が掛かるとか、そんな症状。

 消えたらマズイDBデータとSamba配下の共有ファイル、あと録画済みデータを軒並みコピー。録画用HDDはExcaliburでは問題なくマウントもでき、ディスクチェックしても問題はない。Casperを手持ちのKNOPPIXでブートさせても正常起動ができないので、どうもマザーボードが怪しい気がする。Celeron1.2GHz搭載のPC用マザーボードだからな……。今更中古品で再生させるのも割に合わない。110Geの価格を見ると尚更そう思わずにはいられない。

 というわけで、10日間くらいかけてサーバ機能の移転を行った。

 移転先は、Excaliburと、その上で動いている仮想サーバであるGungnir。完全仮想化してワンファイルサーバ化してある。割り当てメモリは256MB、仮想ハードディスクは4.6GB。CPUはCore2Quad Q9450がそのまま見えている。Sambaでのファイル共有やTV録画はExcalibur自体に移行するので、従来のCasperのスペックを考えれば十分。

Gungnirへ移転:
 Web
 Web用MySQL
 外向きSSH
 実家とのLAN間接続OpenVPN
 内向きDNS

Excaliburへ移転:
 MythTV(TV録画)
 Samba(Windowsファイル共有)
 Madwifi(無線LANアクセスポイント)

 要するに少量リソースでかつソフトウェア動作のみで済む機能は仮想サーバであるGungnirに、ハードウェア依存の機能(※Sambaはディスク容量を食う)は、物理サーバであるExcalibur自体に、それぞれ移転させることにした。

 外向きSSHやOpenVPN、内向きDNSなどは瞬殺モノで、いちばん苦労したのはDB移行。CasperはVine3.2であり、MySQL4.x系。対するGungnirはCentOS5.2であり、MySQL5.x系。そのままDBを吐き出してインポート……では上手く行かず、あちらこちら弄って何とかなった、というレベル。文字コードって難しい。とりあえずCentOS5.2のMySQLのデフォルト文字コードがLatin1なのは勘弁してくれ、と書いておく。

 最終的にはADSLモデムのポートマッピング設定でCasperに向いているポートをGungnirに向け、Casperを稼動停止させれば終了。さらばCasper。

 というわけで我が家のサーバは2台ともCore2系になりました。