【つづき】CMカット機能と著作権
Category : 知的財産法うぉっち
Published by M-naka on 2004/12/17
ま、民放連ってこんなもんかと。
 前回のつづき。asahi.comで追い討ちを掛けられているネタ。

> 日枝会長は記者会見で「放送は1時間がすべて著作物と
> 考える学者もいる」と述べた。その学者を紹介してもらおうと
> したところ、民放連会長室は「この問題が議論になれば
> そういう学者も出てくるという意味」と発言を訂正した。

出てこねぇよ!

 大方そんなことだろうと思っていたのだが、まさか直球ど真ん中なストライクとは。んな学者いるわけねーじゃんか。少なくとも有力説としてそんな説を唱える論者は皆無、というのが私見だったんだけど。いたら笑い者確定ですよ? 学者なめんな。

 卑近なところで言えば、ウチのTVキャプチャシステムで「金曜ロードショー」を録画する→編集ソフトで編集する→CD-Rに焼く、ということを幾度かやったが、このおっさんの論理からするとこうした行為は著作権法違反ですか(って私的使用目的なら免責だけど)。ひでぇ話だ。

 どうもこういう人のこういう発言を見ると、「業界の偉い人」は著作権制度を「金儲けの手段」としか捉えていないと思われても仕方ないんじゃないか? CCCDの一件といい、消費者をナメんじゃねぇよゴルァ、と声を大にして言いたい。こうした人たちは知財立国を目指す上での障害以外の何物でもない。

 しかしまー、汚ねぇことする会長だな。