京都新聞に笑わせてもらいました。
名指しで
2ちゃんねるのトップページが槍玉に挙げられているわけではないが、著作権が切れている文化財を撮影しただけの写真データを無断使用しているのはけしからん、みたいな言い方をされているので。2ちゃんねるのトップページからのリンクで爆笑してしまった。
「京都の貴重な文化財と寸分違わぬデジタル複製品」ならばこそ、新たな創作性がなく、そこに新たな著作権が発生することはない。デジタル化にかかるコストを考えると、たとえ元が著作権の切れた文化財とはいえ、作成したデータが第三者に無断使用された場合にはコスト回収の妨げになる可能性はあるだろう。同業者との競争上不利に働く可能性もある。しかし、それは著作権法で保護すべきものではない。件の社長はそこまで理解したうえで「無断利用は困る」と言ったのかもしれない。
しかし、ここでの問題は、こうした文化財の無断転用自体が著作権を侵害するかのような書き方がされていることだ。たとえ文化財の所有権を有していたとしても、著作権が切れていれば著作権の問題になることはない。そもそも
「無断」って、誰かに断らないといけないってことなのか?