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Wake On LAN
Published by M-naka on 2004/5/20 (1404 reads)
外部から電源をコントロール。

 Wake On LANってのは、ネットワークからマシンをブートさせる機能のこと。

 仕組みとしては、「マジックパケット」と呼ばれる特殊なブロードキャストパケットにWOL対応LANカードが反応し、マシンのBIOSを起動させ、OSをブートさせる、というもの。必要なのは「WOL対応LANカード」と「WOL対応マザーボード」。

 LANカードを取り付け、WOLケーブルをマザーボードに接続、BIOSでWOL機能をEnableにする。あとはネットワーク上の別マシンからマジックパケットを投げればよい。Windows用にはAMDがソフトを配布しているが、Linux用には「Wakeonlan」というソフトウェアがあり、こちらを利用した。りなざうでCasperにログインし、Casperからマジックパケットを投げてAmatsuを起動させる、というのが当座の目的なので。コマンドラインで

#wakeonlan MACアドレス

とすると、そのMACアドレスを持つLANカードが挿さったマシンが起動する。

 やってみたが拍子抜けするほど簡単だった。Amatsuに取り付けてあったLANカードはWOL非対応だったので、MelchiorとLANカードを交換した。Melchiorに使っていたのは対応カードだったが、WOLは今まで使っていなかった。ネットワーク越しに電源を入れたり切ったりできるのは非常に便利だ。もっともマジックパケットを投げるマシンは常に起動していないといけないわけだが。

 試しに山手線の中からりなざうでCasperにログイン→AmatsuをWOL起動させてみた。当然、上手く行く。っつーかこれ、面白すぎるな。サーバが1台起動していることが条件となるものの、それ以外のLinuxマシンなら外部から完全にコントロールできる。VNCを併用すればWindowsでも可能だ。

 思ったより簡単にできるので、各マシンのLANカードを全部WOL対応ギガビットイーサネットカードに交換しようか、とちょっと思った。

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