引っ越した
Published by M-naka on 2009/1/3 (1443 reads)
入社以来住んでいる社員寮の入居期限が間近になったので、引っ越しをした。生活圏を変えたくなかったので近所に賃貸マンションを借りた。
で、当然ながら回線もサーバも移設なわけで。
引っ越しノウハウを書き残しておく。
1.ADSLの引っ越しは大変
ウチはBIGLOBE+eAccessでADSL、引っ越し先も回線長がほぼ同一な地域なので、キャリアも速度もそのままでADSLの移設をすることにした。光回線化は検討もせず(笑)。
eAccessの場合、結局のところ回線移設=回線撤去+新規敷設であって、不通期間が約2週間発生。NTT回線が移設されてから回線適合調査→開通、なので、通常の新規敷設までに掛かる期間とほぼ同等。これは他のホールセールタイプのADSLサービスに共通の話のようだ。ちなみにフレッツADSLの場合は不通期間なしだそうで、ここはNTTのアドバンテージというべきか。
2.AIR-EDGEとICSで急場凌ぎ
ADSL不通期間中も録画サーバ機能には基本的に問題はない。ただ困るのは番組表のアップデートができないこと。これは一時的にAIR-EDGEを活用して凌いだ(半月だけネット25→つなぎ放題[4x]にサービス格上げ)。
[1]ノートPCでAIR-EDGEダイヤルアップ。
[2]上記に使うダイヤルアップ設定をICS(Internet Connection Sharing)で、有線LANインタフェースで共有。
[3]有線LANに繋ぐ。ICSは強制的に192.168.0.0/24で、自宅LANで使っている192.168.1.0/24とは異なるので、以下の処置をする。
■サーバの有線LANインタフェースに192.168.0.0/24の固定IPアドレスをIPエイリアスで割り付ける(※注意)。
→例:ifconfig eth0:0 192.168.0.2 netmask 255.255.255.0
■デフォルトゲートウェイを192.168.1.1から192.168.0.1に切り替える。
→route del default gw 192.168.1.1
→route add default gw 192.168.0.1
※注意
eth0に直接192.168.0.0/24を割り付けても良いのだが、イントラ内運用に支障をきたす恐れがあるので、安全策でIPエイリアスを利用している。IPエイリアスならば192.168.1.0/24を生かしたまま192.168.0.0/24を併用することができるからだ。しかも再起動すれば元通りになる。
これでICSで共有しているAIR-EDGE接続にデフォルトルートが向く。
これでダイヤルアップ中にサーバ群からの外向きの通信が通る。一応AIR-EDGEをつなぎ放題コースに一時変更したので、AIR-EDGEでのサーバ運用も不可能ではないが、そこまでの必要性はないので、時計合わせと番組表のダウンロードにとどめておいた。
3.実家サーバで部分代替
実家サーバ(mythril.jp)は継続稼働中なので、部分的に代替できる部分を任せた。
■DynamicDNSでmythril.ne.jpとmythril.netを一時的に引き受ける
■www.mythril.ne.jp へのHTTPアクセスに対して引っ越し中メッセージを表示させるよう、www.mythril.jp サーバにバーチャルホスト設定とメッセージindex.htmlを作成する。
■mythril.ne.jpドメインの常用アドレス宛のメールをプロバイダアドレスに転送が掛かるよう、Postfixに設定を追加した。
[/etc/postfix/main.cf]
virtual_alias_domains = mythril.ne.jp
virtual_alias_maps = hash:/etc/postfix/virtual
[/etc/postfix/virtual]
<常用mythril.ne.jpアドレス> <プロバイダアドレス>
/usr/sbin/postmap /etc/postfix/virtual ←マップファイル化
※adminとかwebmasterとか、他のアドレスもOK。
で、ADSLの開通後、この設定を外して終了。ICSとIPエイリアスの組み合わせとか、ノウハウがいろいろ手に入った。特に常用アドレスの転送設定は、引っ越し関連の手続きで確認メールが届く関係でかなり重宝した。
で、当然ながら回線もサーバも移設なわけで。
引っ越しノウハウを書き残しておく。
1.ADSLの引っ越しは大変
ウチはBIGLOBE+eAccessでADSL、引っ越し先も回線長がほぼ同一な地域なので、キャリアも速度もそのままでADSLの移設をすることにした。光回線化は検討もせず(笑)。
eAccessの場合、結局のところ回線移設=回線撤去+新規敷設であって、不通期間が約2週間発生。NTT回線が移設されてから回線適合調査→開通、なので、通常の新規敷設までに掛かる期間とほぼ同等。これは他のホールセールタイプのADSLサービスに共通の話のようだ。ちなみにフレッツADSLの場合は不通期間なしだそうで、ここはNTTのアドバンテージというべきか。
2.AIR-EDGEとICSで急場凌ぎ
ADSL不通期間中も録画サーバ機能には基本的に問題はない。ただ困るのは番組表のアップデートができないこと。これは一時的にAIR-EDGEを活用して凌いだ(半月だけネット25→つなぎ放題[4x]にサービス格上げ)。
[1]ノートPCでAIR-EDGEダイヤルアップ。
[2]上記に使うダイヤルアップ設定をICS(Internet Connection Sharing)で、有線LANインタフェースで共有。
[3]有線LANに繋ぐ。ICSは強制的に192.168.0.0/24で、自宅LANで使っている192.168.1.0/24とは異なるので、以下の処置をする。
■サーバの有線LANインタフェースに192.168.0.0/24の固定IPアドレスをIPエイリアスで割り付ける(※注意)。
→例:ifconfig eth0:0 192.168.0.2 netmask 255.255.255.0
■デフォルトゲートウェイを192.168.1.1から192.168.0.1に切り替える。
→route del default gw 192.168.1.1
→route add default gw 192.168.0.1
※注意
eth0に直接192.168.0.0/24を割り付けても良いのだが、イントラ内運用に支障をきたす恐れがあるので、安全策でIPエイリアスを利用している。IPエイリアスならば192.168.1.0/24を生かしたまま192.168.0.0/24を併用することができるからだ。しかも再起動すれば元通りになる。
これでICSで共有しているAIR-EDGE接続にデフォルトルートが向く。
これでダイヤルアップ中にサーバ群からの外向きの通信が通る。一応AIR-EDGEをつなぎ放題コースに一時変更したので、AIR-EDGEでのサーバ運用も不可能ではないが、そこまでの必要性はないので、時計合わせと番組表のダウンロードにとどめておいた。
3.実家サーバで部分代替
実家サーバ(mythril.jp)は継続稼働中なので、部分的に代替できる部分を任せた。
■DynamicDNSでmythril.ne.jpとmythril.netを一時的に引き受ける
■www.mythril.ne.jp へのHTTPアクセスに対して引っ越し中メッセージを表示させるよう、www.mythril.jp サーバにバーチャルホスト設定とメッセージindex.htmlを作成する。
■mythril.ne.jpドメインの常用アドレス宛のメールをプロバイダアドレスに転送が掛かるよう、Postfixに設定を追加した。
[/etc/postfix/main.cf]
virtual_alias_domains = mythril.ne.jp
virtual_alias_maps = hash:/etc/postfix/virtual
[/etc/postfix/virtual]
<常用mythril.ne.jpアドレス> <プロバイダアドレス>
/usr/sbin/postmap /etc/postfix/virtual ←マップファイル化
※adminとかwebmasterとか、他のアドレスもOK。
で、ADSLの開通後、この設定を外して終了。ICSとIPエイリアスの組み合わせとか、ノウハウがいろいろ手に入った。特に常用アドレスの転送設定は、引っ越し関連の手続きで確認メールが届く関係でかなり重宝した。
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