W-ZERO3[es]への機種変更【2】
Published by M-naka on 2006/9/8 (2027 reads)
何故かりなざうのBluetooth対応化が先に。
CF型でないPHS端末をZaurus SL-C3000のモデムとして動作させるには、以下の方法がある。
1.SL-C3000のUSBホスト機能を使用し、USB外付けモデムとする。
メリット:物理的にUSBケーブルで繋げばOK。
デメリット:SL-C3000側に対応するモデムドライバが必要
2.BluetoothのDUN(DialUp-Networking)機能を使用し、Bluetoothモデムとする。
メリット:互いの端末がBluetoothとDUNプロファイルに対応していればよい。
デメリット:対応するBluetoothアダプタの入手が必要。また、SL-C3000では別途設定が必要。
PHS端末の依存度が高いのはBluetoothの方。DUNにはクライアント機能とゲートウェイ機能の2つがあり、Bluetoothモデムとして動作させるにはゲートウェイ機能に対応していないといけない。そうなると、
× W-ZERO3:接続インターフェースがない
△ W-ZERO3[es]:対応アダプタが発売予定だが現時点では未発売
○ WX310K:もともとBluetooth機能が付いており、DUN-GW機能にも対応している
となる。とりあえずこの時点でりなざうのBluetooth対応だけ先行して進めておくことにした。
りなざうはデフォルトではBluetoothに対応しておらず、別途bluezというLinux用のBluetooth対応カーネルモジュールの導入が必要である。これについてはノーマルカーネルのまま、カーネルモジュールだけ追加インストールで済む。手順はこちらを参考にさせて頂いた。
問題はりなざう用のBluetoothアダプタ。国内に広く流通しているUSB接続のものでも動作するらしいが、CFスロットが空いている以上、CFタイプのアダプタを使いたいのは当然の心理である。しかし、CFタイプのBluetoothアダプタは国内ではあまり流通しておらず、あったとしても1万円〜2万円と高価。USB接続のものが2000円程度〜4000円程度だから、ちょっと手が出ない。
そんなわけで海外通販サイトを漁ってみた。
まずは偶にDVDを買っているAmazon.com。あるにはあるが、いずれも海外発送不可で撃沈。次にeBay。こちらは海外発送可のところがいくつかあったので、こちらにした。本体が約33USドル、送料が16USドルとちと高め。合計で50USドル弱、VISAカード+Paypal決済で5800円弱だった。Amazon.comだと送料が7USドル程度で済むので高い。ま、背に腹は変えられないが。
入手したのはbilliontonという台湾メーカー(らしい)のCFタイプBluetoothアダプタCFBT02。アメリカ本土からの発送のはずだが、発送後5日程度で届いたので驚いた。Amazon.comでDVD頼むと2週間くらいはかかるんだけどな……。ここは送料の差か。ちなみに本品をOEM元としている商品がいくつかあるようだ。
上記bluezの導入手順通りでカードの認識まではできている。実際にBluetooth通信ができるかどうかは別のマシンにBluetoothアダプタを付けて試してみるしかない。しょうがねぇからUSBドングル買ってきて試してみるか……。
以下、次号。
CF型でないPHS端末をZaurus SL-C3000のモデムとして動作させるには、以下の方法がある。
1.SL-C3000のUSBホスト機能を使用し、USB外付けモデムとする。
メリット:物理的にUSBケーブルで繋げばOK。
デメリット:SL-C3000側に対応するモデムドライバが必要
2.BluetoothのDUN(DialUp-Networking)機能を使用し、Bluetoothモデムとする。
メリット:互いの端末がBluetoothとDUNプロファイルに対応していればよい。
デメリット:対応するBluetoothアダプタの入手が必要。また、SL-C3000では別途設定が必要。
PHS端末の依存度が高いのはBluetoothの方。DUNにはクライアント機能とゲートウェイ機能の2つがあり、Bluetoothモデムとして動作させるにはゲートウェイ機能に対応していないといけない。そうなると、
× W-ZERO3:接続インターフェースがない
△ W-ZERO3[es]:対応アダプタが発売予定だが現時点では未発売
○ WX310K:もともとBluetooth機能が付いており、DUN-GW機能にも対応している
となる。とりあえずこの時点でりなざうのBluetooth対応だけ先行して進めておくことにした。
りなざうはデフォルトではBluetoothに対応しておらず、別途bluezというLinux用のBluetooth対応カーネルモジュールの導入が必要である。これについてはノーマルカーネルのまま、カーネルモジュールだけ追加インストールで済む。手順はこちらを参考にさせて頂いた。
問題はりなざう用のBluetoothアダプタ。国内に広く流通しているUSB接続のものでも動作するらしいが、CFスロットが空いている以上、CFタイプのアダプタを使いたいのは当然の心理である。しかし、CFタイプのBluetoothアダプタは国内ではあまり流通しておらず、あったとしても1万円〜2万円と高価。USB接続のものが2000円程度〜4000円程度だから、ちょっと手が出ない。
そんなわけで海外通販サイトを漁ってみた。
まずは偶にDVDを買っているAmazon.com。あるにはあるが、いずれも海外発送不可で撃沈。次にeBay。こちらは海外発送可のところがいくつかあったので、こちらにした。本体が約33USドル、送料が16USドルとちと高め。合計で50USドル弱、VISAカード+Paypal決済で5800円弱だった。Amazon.comだと送料が7USドル程度で済むので高い。ま、背に腹は変えられないが。
入手したのはbilliontonという台湾メーカー(らしい)のCFタイプBluetoothアダプタCFBT02。アメリカ本土からの発送のはずだが、発送後5日程度で届いたので驚いた。Amazon.comでDVD頼むと2週間くらいはかかるんだけどな……。ここは送料の差か。ちなみに本品をOEM元としている商品がいくつかあるようだ。
上記bluezの導入手順通りでカードの認識まではできている。実際にBluetooth通信ができるかどうかは別のマシンにBluetoothアダプタを付けて試してみるしかない。しょうがねぇからUSBドングル買ってきて試してみるか……。
以下、次号。
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